日帰り手術

痔の硬化療法剤のジオン注が、使用可能になりました。ジオンは、中国において内核痔の硬化療法剤として承認されている「消痔霊」を一部変更し、わが国で開発されました。 四段階注射法という独自の手技を用いて投与しますので、現在は、研修を受けた医師のみしか使用することができません。ジオン注は、以前より用いられている硬化剤のパオスクレーに比べると、痔核を硬化、退縮させることができ、効果ははるかに優れています。しかし、その反面、筋層に注入すると壊死をおこすなど重篤な副作用もあり、慎重で繊細な投与手技が必要です。 すべての痔核が適応ではなく、症例を選んで投与する必要があります。入院しないで日帰りで行いますが、 ジオン治療施行後、二日程は自宅で安静にしている必要があります。 また、痔核に注入された硫酸アルミニウムカリウムが、 腎臓から尿中に排泄されるので、十分な水分接種と、尿量の確保が重要です。 この十分な水分接種は、手術前から留意してください。 手術前の水分接種が不十分だと、処置中に血圧の低下を来すこともあります。