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ピロリ菌検査と除菌療法

ピロリ菌の除菌療法

胃もたれや吐き気、空腹痔の痛み、食後の腹痛、食後不振などの症状を、「胃に負担をかけすぎたかな」や「加齢現象で起こるものだ」、「ただの胃炎だろう」と思って放置していませんか? これらの症状が続く、慢性胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍などの病気が疑われます。胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍の患者さんは、ピロリ菌に感染していることが多く、慢性胃炎の発症の原因や、潰瘍の再発に関係していることが、わかっています。また、このピロリ菌は服薬による「除菌療法」で退治することができます。

ピロリ菌と消化器内視鏡

ピロリ菌の除菌療法を始めるまえに、まずは除菌療法の対象となる病気があるか確かめます。 内視鏡検査または遺影検査で胃潰瘍または十二指腸潰瘍と診断されたり、内視鏡検査で胃炎と判断されてから、検査でピロリ菌に感染しているかどうかを調べます。 ピロリ菌菌感染が気になる方は、除菌療法が必要かどうか相談しましょう。

ピロリ菌と胃がん

50代のピロリ菌感染率が70〜80%言われています。 胃がんの方のほとんどがピロリ菌感染者だったことからピロリ菌が胃がんの原因菌といってもよいでしょう、がん以外にも胃潰瘍、十二指腸潰瘍などの病気の原因にもなります。胃潰瘍、がんの原因になる菌の検査をしっかり行い、除菌療法を行うことでがんの発生率を下げ健康な体を維持しましょう。

ピロリ菌の検査方法

当院で行っている検査方法はいくつかありどの検査方法も精度の高い検査ですが、絶対とは言い切れません。場合によっては医師の判断にて、複数の検査を組み合わせて総合的に判断することがあります。

01迅速ウレアーゼ試験(内視鏡併用)
内視鏡検査で胃の粘膜を採取し、試薬と反応をさせて判定する検査です。ピロリ菌の持つ酵素(ウレアーゼ)と試薬との反応で生成されるアンモニアを検出することで判定します。

02鏡検法(内視鏡併用)
採取した組織を染色して顕微鏡で直接観察し、判定する方法です。 これらは内視鏡検査の際に行うことができるため、元々内視鏡検査を予定されている方にお勧めです。

03尿素呼気試験
検査用のお薬を飲み、それがピロリ菌の産生するウレアーゼと反応することで生成される二酸化炭素の量を測定することで感染の有無を判定します。検査時間は約30分程度です。

04血液検査
血液を採取してピロリ菌に対する抗体の値を調べます。この抗体値に基づき、判定します。 ただし、除菌後も6〜12ヶ月は抗体価の高値が持続するため、除菌後の判定として使用するには注意が必要です。

ピロリ菌の除菌療法

検査を行い、ピロリ菌が存在している場合に治療を行います。主に2種類の抗生剤、1種類の胃酸分泌を抑える薬、計3種類を同時に1日2回、7日間服用していただきます。除菌精度を上げるために、かならず用法・用量は指示の通りに行ってください。ご自身の判断で服薬を中止してしまいますと、除菌に失敗し、治療薬に耐性を持ったピロリ菌を作ってしまう可能性もあります。またこの期間はアルコールや喫煙など控えていただきますので予定に合わせてお薬を処方致します。

正しく服用した場合の1回目の除菌治療成功率は約80%です。一回目の除菌で失敗した場合には治療薬を変えて2回目の除菌を行います。大半の方がこれにより除菌治療が成功しますが、それでも除菌ができなかった場合は、さらに抗生剤を変更し、3回目の除菌を行います。なお、除菌判定は除菌薬内服終了後6週以上経過してから行います。