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残便感・排便困難

便が出にくい、強くいきんでも便がでない、残便感といった症状が起こることを「排便障害」といいます。排便障害の原因となる疾患は様々で、原因の疾患を特定し、それに応じて適切な治療法を選択する必要があります。

排便障害の原因

直腸重積

腸管に重なりができて、便が通りにくくなる状態。

直腸粘膜脱

直腸の粘膜がたるんで、便が通りにくくなる状態。

直腸粘膜脱症候群

排便時に長時間いきむことで、直腸の前壁に炎症が起きた状態。

肛門狭窄

肛門が狭くなることで便が通過しにくくなり、排便時痛みや出血を伴うようになった状態。

大腸がん・直腸がん

大腸がんや直腸がんが進行すると、がんが便の通りを邪魔して排便障害が起こり、血便、腹痛などを伴うこともあり、症状は徐々に悪化してきます。

過敏性腸症候群

便秘や下痢を繰り返す病気です。通常腹痛は排便後に軽快します。